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茅原 春花
(かやはら はるか)
cv.桜 水季


春花編ヒロイン。私立鴻学園3年5組に所属している女子生徒。

純情ではずかしがりやでいやらしいことは苦手なのだが、性に対する好奇心はひそかに強い。背は低く身体は小さいのだが胸はかなり大きい、俗に言うトランジスタグラマな体型で、その小動物を思わせる雰囲気には似つかわしくない凶悪なボディを狙っている男子生徒は多い……が、本人は幾多の告白を退けている。

最上学年になったこの春、現役有名私大生である芳沢秀人を両親が家庭教師として雇い勉強を見てもらうことになる。幼馴染である須藤貴史に淡い恋心を抱いていたのだが、その恋心と性に対する好奇心の強さを秀人に看破され、利用されてしまう。

そして貴史の知らぬ間に、彼女は……

須藤 貴史(すどう たかふみ)

春花編主人公。私立鴻(おおとり)学園3年5組に所属している男子学生。

春花とは家が隣同士で幼い頃からの知り合い、いわゆる幼馴染。幼稚園からずっと同じ学び舎に通い続けていて、ただの友達とは到底呼べないほどに親しい間柄なのだが、お互いに相手にはっきりと告白したことはない。だが、そんな関係に終止符を打つべく告白を決意した矢先に春花が家庭教師を雇い始め、ころあるごとに告白の機会を潰されるようになり……

そしてそれだけならまだしも、春花が家庭教師・芳沢秀人を雇ってから暫くして、自分に対する態度が少し妙なことに気付き……

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芳沢 秀人(よしざわ ひでと)

現役有名私大生で、家庭教師のアルバイトを行っている青年。

貴史と春花が鴻学園3学年になるのと同時期に、春花の両親の依頼により春花の家庭教師を務めることになる。それをきっかけに、春花の貴史に対する態度が徐々に徐々に変化していき……二人のあいだに微かで、それでいてハッキリとした溝が生まれる。

見た目は爽やかな好青年なのだが、貴史は秀人の作り物じみた笑顔の裏に、同じ男にしか分からない邪な匂いを感じ取る。

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宮里 千夏
(みやさと ちか)
CV.鈴音 華月


千夏編のヒロイン。鴻学園2年1組に在籍している。

県下有数の歴史と実績を誇る新体操部に特待生として所属しており、演技種目はリボン。一学年から大会への参加を許されるほどの技量の持ち主だったが、最近は不調のためか思うように結果を出せていない。不調の原因は急速に成長して女らしくなってしまった身体が頭のなかでの身体の動きと食い違いを起こしているのが原因で、本人もそれに気付いている。ひたすら練習してその食い違いを埋めるしかないと頭では理解しているのだが焦りがそれを邪魔するという悪循環に陥っている。

不調の原因は肉体的なものばかりでもない。不調に陥る少し前に幼馴染の古賀誠に告白されて付き合いだしており、折り合いの悪い先輩よりここぞとばかりに『彼氏が出来て浮ついている』と言われたことも心の底で引きずってしまっている。
『誠は悪くない。誠は原因じゃない』
必死になればなるほど、千夏の手足はうまく動いてはくれず、焦りが更なる焦りを生みだし演技を乱している。

明るく元気なキャラクタに見える千夏だが、その実とても繊細でちょっとしたことで落ち込みやすい。本人はそんな自分を変えようと思っているので、辛いことも自分だけで背負い込みがちである。

──また、最近急激に女らしくなった身体を男子生徒に注目され、その視線に興奮してしまっている自分に嫌悪感を抱いている。禁欲的だが、その実、性に対する興味や期待は大きい。

古賀 誠(こが まこと)

千夏編主人公。私立鴻(おおとり)学園2年1組に在籍している男子学生。

長らく友達以上恋人未満だった幼馴染の千夏に正式に告白して付き合い始めてから一ヶ月ほどが経過したのだが、生来より真面目で奥手なためかまだキスまでしか経験していない……が、ゆくゆくは健全な青少年らしく不健全なこともしたいとは思っている。

だが最近何かと部活動での活動不振について思い悩んでいる千夏のことを心配して、男の欲望的なものはなるべくこらえようと考えている。

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岡田 源次(おかだ げんじ)

鴻学園にて教鞭をとっている体育教諭。学園が擁するスポーツ医学チームの一員でもある。

理学療法や指圧、マッサージ、アスレチックトレーナーなどの技能に精通しており、自身も男子新体操で過去に輝かしい功績を残しているために鴻学園男子新体操、女子新体操のコーチを兼任している。

生来人並み外れて性欲が強く、選手時代は競技に打ち込んで発散していたのだが、コーチを務める今となっては若く魅力的な女子生徒に囲まれる日々に我慢できずに……