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sam05e.jpg「そんなに怯えないでよ。もう何度も入ったことのある部屋でしょ?」
「……っ」
居間でするか、それとも幸枝さんたちの寝室でするか、それとも俺の部屋か。
幸枝さんの返答は三つ目、俺の部屋で──だった。
俺に手を引かれて部屋に入った幸枝さんは、びくびくと小動物のように縮こまっていた。
そんな様子がまた、俺の獣めいた欲望を、チリチリと炙ってくる。
「それじゃ、脱ごっか?」
言うが早いか情緒も何もなく、あっという間に服を脱ぎ捨てて全裸になる俺。
既に怒張は破裂しそうなほどに張り詰めている。
「――っ」
幸枝さんがハッと息を呑んで、硬直してしまう。
女の深奥を苦もなく貫きそうな長槍は、べチンと音を立てながらヘソに反り返る。
「幸枝さんと出来ると思ったら、もうずっとこんなんだよ。早く突っ込んで、かき回しまくりてえ♪」
笑いながら下品で浅ましい腰つきを見せ付けるようにエアピストンする。
「あ……ああ……ぁぁ……そんな、そんなの、そんなことしちゃ……だめよお……っ」
俺のあまりに下品な挑発に、幸枝さんが小声で呻く。
だめと言いながらも、その視線は俺の股間から離れない。
「良いねえ。その反応。もっとダメなことしてあげたくなるよ」
「ほら早く幸枝さんも脱いで。見ててあげるからさ」
ぼふっとベッドに腰かけて、怒張をこれ見よがしに屹立させながら
幸枝さんをガン見する。
「……あ、あまり、見ないで……お願い」
泣きそうな震え声で言う幸枝さんに、俺はせせら笑いの軽薄なポーズを作る。
こういう態度の方が最低な間男っぽいし、気分イイ。実際最低だしね。
「絶対ヤダね もうね、見るよ。見まくるね。今まで何度妄想でコいたか分からない幸枝さんの裸、自分からストリップしてくれるってんだから、見ないわけ無い」
「……っ…」
幸枝さんが俺の視線から逃れるように、自分の体を抱きしめる。
そんな幸枝さんへと身を乗り出して、舌なめずりしながら尋ねる。
「……それとも俺に任せてみる? 服をびりびりに破いて無理矢理風にしてみるのも、すげえ興奮出来そうだなー……なんて考えてるんだけどさ」
「じっ、自分で脱ぎますっ…」
俺の言葉に、幸枝さんが慌てて答える。
「………」
一秒、二秒、しばらくの躊躇いの後………
おずおずとした手つきで上着を脱いで下着姿になる幸枝さん。
派手ではない、それでいて愛らしさのあるブラとショーツがあらわになる。
そしてその下着に包み込まれた、思った以上に着やせしていた男好きのする身体もまろび出てくる。
「……」
「……わ、分かってます……下着も、脱ぎますから」
物言わぬ俺の視線に気おされるようにして、幸枝さんは諦めるようにつぶやく。
ゆっくりと、その手を胸の後ろに回して、ブラのホックに手をかける。
「………」
布切れから開放された乳房が、たぷん、と波打ちながら開放される。
静香さんよりも僅かに色素の薄い、桜色の乳輪と、こぶりな乳頭があらわになる。
「隠しちゃだめだよ」
「……っ……は、はい」
腕が胸を隠すか隠すまいかと右往左往しているのを見て俺が言うと、
幸枝さんはびくりと肩をすくませる。
それからおずおずと、ショーツに指をかける。
白魚のような幸枝さんの指先が、男が穿くそれに比べてあまりにも頼りない面積の
布切れを引き下ろしていく。
「………っ」
淡く生い茂った恥毛と、可憐な割れ目があらわになる。
俺の無遠慮な視線に晒された幸枝さんが、羞恥に身を震わせる。
「……いやあ、想像以上だよ。幸枝さん。思わず、息呑んじゃった」
「……あんまり、じろじろ見ないで下さい……恥ずかしいですから」
「恥ずかしがる必要なんて無いって。今まで何人も女の裸見てきたけど、幸枝さん、最高クラスだよ。俺が兄貴だったら仕事なんて適当に切り上げて、毎晩セックスするね」
「あー、やべ……興奮し過ぎて、チンポの先痛くなってきちゃったよ」
「……っ」
ベッドから立ち上がると、幸枝さんは俺の顔と、その股間を交互に見て、
どうしたら良いか分からないという顔をする。
俺はそんな所在なげにしている幸枝さんの手を引いて、
その細い腰を抱き寄せる。
「ぁっ……」
引き寄せられ、全身を強張らせながらもはっきりと抵抗を見せない幸枝さんに
気をよくしながら、俺はにこりと微笑む。
「それじゃ始めようか、幸枝さん」

  * * *

「んんふっ……! ん……ッ……む……ぅ……」
言うなり、幸枝さんの唇を奪う。
静香さんのようにダメとは言わないが、あからさまに堅い。
眉根をぎゅっと寄せて、唇を貝のように閉じて……
罪悪感や、拒否感をむき出しにした表情だ。
そこからただようほのかな桃の香りを探るように、
俺は舌先でちろちろと幸枝さんの唇の隙間をなぞり上げる。
「ん……ん……ふ……ん……ぅ……」
オスの舌先が貞淑妻の唇を丁寧に慰撫していく。
「ふ……ぅ……くふっ………っ……ぅ……っ………っ」
抱き寄せている幸枝さんの身体から、じりじりと緊張が抜けていく。
力が時々入らなくなっていく。
「相当敏感な体をしてるんだね、幸枝さん。それともこんな程度のキスでメロメロになっちゃうくらい欲求不満だった?」
「そ、んなこと……ありませ………っ」
「んぅうっ………!!?」
幸枝さんが反論しようとわずかに開いた唇の隙間に、舌先をねじ入れる。
「んふぅっ…くちゅっ………くちゅりっ………くちゅくちゅっ………くちゅっ………にゅるるっ………んっううっ………くちゅっ………ちゅっちゅっ………ふっ………ちゅるっ!」
驚きに目を見ひらく人妻の口腔内が、義弟の舌で犯されていく。
ぬるりと差し込まれ掻き回される舌に、夫以外の唇を受け入れた罪悪感を覚えたのか、
眉根を寄せて、幸枝さんの舌がなかば無意識に逃げるようにもがく。
「ちゅっちゅるっ………くちゅっ………んぅうっ………ふっうっ………くちゅっくちゅっ………うぅんっ………ふっふうっ………くっぅっ………ちゅっちゅるっ………っ………」
逃げをうつ舌を追いかけて、口腔粘膜ごと嬲るように舐め溶かしていく。
くちゅくちゅと水音が立つたびに、幸枝さんの眉根がひそめられていく。
「ちゅっちゅるっ………くちゅっ………ちゅるっ………ふっふぅっ………ふぅっ………ちゅるっちゅう………ちゅっちゅるっ………んぅうっ………ちゅるっちゅるうっ………っ」
幸枝さんの上顎をぬるぬると舌先でくすぐるように舐め、円を描くように口内を執拗に掻き回していくと、人妻の唇が敏感な反応を示しはじめる。
「ふぁふっ………ちゅっちゅるっ………くうっ………ふうっ………ふぅっっ………はっはぁっ………ちゅるうっ………くちゅくちゅっ………ちゅっ………んふぅっ………はあっ」
強張る舌の力が抜け、口腔内がキスの淫熱に火照ってきたところで、
俺はふっと唇を外して、幸枝さんに向けて舌を突き出した。
「吸って」
「え………」
「いいから、俺の舌、吸って」
「は、はい………」
「ちゅっちゅうっ…………ちゅぽっちゅぽっ………ちゅるっ………ちゅぷっ………ちゅっちゅるるっ………ちゅるっ………ちゅうちゅうっ………ちゅぷぷっ………ちゅるっ………」
悩ましい顔をして、戸惑いながらも俺の差し出した舌を、
幸枝さんが唇をゆるくすぼめて吸っていく。
「ちゅるっ………ちゅぅっちゅっ………ちゅるるっ………ちゅるっ………んっ………ふっ………ちゅっちゅるっ………くちゅっ………ちゅるっ………ちゅうちゅうっ………ん…」
たっぷりと唾液まみれの俺の舌を、幸枝さんのぷっくりとした瑞々しい唇が吸っていく。
義務的とか、事務的な感じはないけど単調だ。でもその慣れてない加減が悪くない。
「んふっ………ちゅうっちゅうるっ………ちゅるっ………ちゅっちゅっ………ちゅるっ………くちゅっ………ちゅるっちゅっ………ちゅっちゅっ………ちゅううぅっ……っ」
すぼまった唇の裏側の粘膜をときどきくすぐるように舌先で舐めまわすと、
今まで経験したことのない種類の鈍い快楽に、口腔内がひくんっと震える。